私がつくりたいのは、読む人の人生をカタチづくる本。
いちばん喜んだのは、本を読んでいたとき。
いちばん怒ったのは、本を読んでいたとき。
いちばん哀しんだのは、本を読んでいたとき。
いちばん楽しんだのは、本を読んでいたとき。
これまでの人生を振り返ってみれば、私のココロは本がつくってくれました。
職業を選ぶ。仕事のやり方を工夫する。料理をする。部屋をキレイにする——。
人生のあらゆる場面で、私のカラダを動かしてくれたのは本でした。
私の人生は本によってカタチづくられていったのです。
だから今度は、私の人生によって本をカタチにしたい。本を読むだけでなく、つくる側として、人生の時間を使いたい。
そんな願いから、一人出版社〈瑞乃書房〉を設立しました。
生まれたばかりの、出版業界では吹けば飛ぶような極小出版社です。しかし、一人出版社だからつくれる、一人出版社にしかつくれない本もあるはず。
たとえばそれは、読む人の人生をカタチづくる本です。
もっとよい仕事をしたい。もっと生活を充実させたい。もっと趣味を味わいたい。そう思う人が読んで、ちょっとしたヒントを得られる本です。
本を読んで喜ぶ。
本を読んで怒る。
本を読んで哀しむ。
本を読んで楽しむ。
読む人がココロとカラダを動かされ、人生が少しずつ良くなっていく。そういう人がもっと増えれば、社会も少しずつ良くなっていくと確信しています。
そんな未来を、〈瑞乃書房〉の出版活動を通して実現したいと願っています。
2024年11月
瑞乃書房 代表 米田政行