履歴事項全部証明書(登記謄本)をもらいに法務局へ。同時に印鑑証明も入手するので書類に押印する。またしてもきちんとハンコを押さねばならぬが、割印ではないので一発でキメることができた。あと何回ハンコが必要になるのか……。
税理士の顧問契約について相談するため税理士事務所を訪問。税理士探しは会社設立の前から進めていたのだが、出版業の経理は特殊らしく、適任者を見つけるのに苦労する。freeeのコーディネーターにも手助けしてもらい見つけ出した事務所。少し話をして、その場で顧問契約を決める。
電子書籍の取次会社を訪問。自社の出版物は〈編集者〉としてはぜひとも紙の本を読んでもらいたいが、〈出版者〉としては電子版も必要と判断した。
会社設立前に取次会社に電話して「電子書籍配信にどのくらい費用がかかるか教えて」と聞いてみたのだが、「そんなこと、電話で答えられるか!」とのことで(ですよねー)、あらためてアポイントをとった次第。
じつは今から15年ほど前、まだAmazon Kindleが上陸していなかったころ(スマホではなくガラケーが主流だった時期)、某大手出版社で電子書籍の配信事業に関わっていた。だから、ふつうの人よりは電子書籍に詳しい(はず)。
「で、結局のところ、電子書籍ってどのくらい売れるの?」と無茶な質問をする。相手は「知らねーよ、テメエが売れる本をつくれば売れるんだよ!」と返したたいところだろう。しかし、持ち前の“インタビュー力”を発揮し、質問の言葉を言い換えたりして、なんとか答えを引き出す。
紙の本と同様、電子書籍もなかなか売れなさそうで、厳しい道のりとなりそうだ。
ISBNコードと書籍JANコード申請する。手続き完了までに2週間ほどかかるとのことだったが、翌日には一般社団法人日本出版インフラセンター・日本図書コード管理センターから電話があり、翌々日には支払い手続きを終え、コードが送られてきた。別途、書類が郵送されてくるとのことで、それを受領しないと完了ではないらしいが、予想以上にスピーディな展開にやや戸惑ってしまった(担当者が暇、ってわけじゃないですよね?)。
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